■はじめに
前作「スローンとマクヘールの謎の物語」のレビューです。
今作を買うかどうか悩んでる方がいれば、参考にしていただければ幸いです。
■レビュー
ゲームシステムやゲームの流れは、同サイト内別項目を参照してください。
このゲームのおもしろさといえば「謎を解く」ことそのもので間違いないでしょう。
一般的な謎解きとは違い、物語があって、そして結末がある。という
一風変わったスタイルですが、物事を順序立てて、そして頭の中で
それを想像して物語を進めることでまた何か気付くことがあって、
そこから少しずつ結末へと近づけていく。この流れがおもしろいのです。
ゲームとしての難易度は高くもなく、低くもないといったところでしょうか。
対象年齢が「CERO B」ともありますように、ある程度物事を順序立てて考えることが
できるのが大前提となってくるでしょう。
ただそれは決して「頭が良ければいい」というわけではありません。
物事に偏見・固定観念を持たず「やわらかく考えること」、これが重要です。
ゲーム中の「ヒント」を活用したり、また身近な人と相談して解くなど自分で
ある程度の難易度調整はすることができます。もちろん自信のある人は
自分一人でノーヒントで考えてみましょう。その分やりごたえと達成感があります。
■世界観
何より世界観が好きです。とてもミステリアスな映画館で繰り返される不思議な物語。
なんだかよくわからないところがこの世界観の魅力的な部分だったりします。
「物語」自体も実は簡単な内容なのに、深く考えさせられてしまう、そんな気分になるものです。
■ゲームのボリューム
定価が3500円とDSのソフトの中でも少し安めに設定されてあります。
これは「レイトン教授」シリーズのように大きなストーリーがあるわけではないこと等が
影響しているのでしょう。物語の謎解きだけをメインに楽しむように作られているゲームです。
物語一つ一つが短いため、時間の空いた時に少しずつ進めるのも良いし、
一日がっつりと解いてみるのもおもしろいです。問題数80前後を多いと感じるか
少ないと感じるかは人それぞれですが、低価格のゲームでは十分なボリュームだと思います。
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